ネムノキというのは、葉が夜に閉じてしまって樹が眠ったようになるところから名前がつけられたというのはいろんな書物に書いてある。6月から7月にかけて、ピンクの花を樹いっぱいにつける。この花は夕方から咲き始めて、眠らない。葉は寝ても花は元気よく咲いている。翌日の夕方ぐらいまで咲いている。だから1日花だ。
今鎌手のあちこちで咲いている。「鎌手の動百科」に収録したくて、今日益田市立図書館からの帰り道は種地区のほうにまわってみた。種から西平原に向かう道路沿いに、いい場所があった。
ほんとなら曇り空の日に撮りたかった。きょうのような雲一つない青空の日日だと、コントラストが強すぎて、絵がきつくなる。でも開花がだいぶ進んでいるので、早く撮らないと花が終わってしまう。この間から高曇りの日を待つのだから、なかなかなそうならない。今日、おもいきって収録した。
いざ撮り始めて、マイクロホンを忘れているのに気がついた。まあしかたない。取りに帰るわけにいかない。ひととおり撮り終えると、ふと見ると、ヒメコウゾがおいしそうな実をつけている。これも撮った。シナリオはなかったけど、頭の中で準備して撮り終えた。