ようやく「村上家乗安政二年五月を読む」の録画を開始した。広島藩幕末ころの村上家の日用日記である。毎日の天気、出勤状況、近所との贈答や不祝儀のやりとりなどが書かれている。
今日は5月1日、5月2日、5月3日の編集を終えてアップロードできた。7月の古文書解読同好会までに5月30日までの分をアップロードする予定である。暑くてたいへんだけど、がんばる。5月1日から5月30日というのは、今の暦になおすと、6月14日から7月13日に相当する。ちょうど今の季節なのだ。
一日の分量は数行から多くても数十行にすぎない。公用日記ではない。武家の普段の生活が書いてある。私たちは江戸時代の武士の生活については映画やテレビドラマでしかしらない。今読んでいる日記はフィクションではなく実際に起きたことが記してあるのだ。これはすばらしい。
iPhoneの縦画面に収まるようにして、この日記をほぼ十行ずつぐらい読んでいく。読んでいる個所を指し示すときに使う差し棒は近所から切ってきた笹を使う。
1日分をその日付をタイトルとして1番組にして仕上げている。おかけで、たとえばGoogleで安政二年四月三日とだけ入力して検索すると、この日の村上家乗が上位にヒットする。
日記だけでなく、スペシャルコンテンツとして、家乗に登場するお寺や事物についても解説している。これらの番組が今日現在で132本上がっている。
残念なことは、ほとんど視聴されていないことだ。多くの人が見たいとおもうようなコンテンツではないことはわかっているつもりだけど、ちょっと残念。高評価も少ないし、コメントもめったにない。それでくじけちゃあだめだ。きっと誰かの役に立っていると信じてがんばるしかない。
いやいや違う。自分のためにやっているの。牛乳は健康にいい。牛乳配達はもっと健康にいい。その精神でやっているのだ。