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2022年6月 1日 (水)

5月31日 あれをしちゃいけん、これをしちゃあいけんと言われたら、わしは生きている意味がのうなるけえとまで母が言う

 我が家の裏は高さが10メートル近い法面が距離2メートルもない近くに迫っている。季節がよくなってきたので、草が茂り始めた。

 お母さんは草が生えていることが気になってしようがないのだろう。野良着に着替えて、はさみと包丁を持って草を刈り始める。手の届かないところは、納屋から脚立を運び出して崖にたてかける。斜面にへばりつくようにして斜面を登り始める。若いときはそれでもええけど、91歳の婆さんがそんなことをしちゃあだめよ。ちょっと手元がくるいでもしたら、大変なことになるけえ。

 昨年の秋にもそういうことがあって、私はとてもとても大きな声を出して、そんなことをしんちゃんなと叱ったことがある。あまりの剣幕で母はおびえたのか泣き出してしまった。女の涙を見たからと言って、ここでひるんではいけないと思い、私は竹竿を持ちだして、近所に聞こえるような大きな声をだしながら、法面の植木や花木を打ち据えた。私が草刈りをすればいいのだろうけど、恐ろしいような斜面なのだ。

 二度とそんな危ないことをやってほしくない。行動を注意するようになった。あまりくどく言うと、「あれをしちゃいけん、これをしちゃあいけんと言われたら、わしは生きている意味がなくなる」とまで言い出したが、だめだめ。何年か前にも草をとっていてころんで怪我をしているのに。あの時よりさらに老化しているのに。

 やりたいと思うことはやらせてあげるけえ、危ないことだけはだめ。そして「危ないこと」というのではなく、具体的に言わないと、そりゃあ危のうなあけえと言い出す。なるべく具体的に言うようにしている。

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