9月25日 お母さんは秋茄子を大量に収穫して台所の流しに並べていた。お母さんは食材を収穫したり、買い物したりするけど、めったに作ったりしない。今日はどういうわけかスイッチが入ったようだ。
朝8時から町内会の会館でしめ縄づくりがあった。地区の神社にとりつけるしめ縄である。余裕をもって集合時刻の15分前に着くようにでかけたら、そのときはすでに8割方の人が広間にブルーシート引いてもう作業開始しておられた。そうそう、この地区の人は早いんだ。承知していたはずなのに、いけんいけん。
私はこの作業初めてである。お母さんに言ったら、道具袋を用意してくれた。中にはヨコロとしっぴきがはいっている。ヨコロは大きな木づちで、わらをたたいて軟らかくするもの。しっびきというのは、しめ縄を設置するときに、ひもをあっちゃこちゃに通すための簡単な道具だ。これを持たされて出かける。しかし、私の持参したものはいずれも使わず。会館で用意してあったものを使う。
最初はわらからはかまを除去してわらを整える作業。要領がわからないかったが、教えてもらってなんとか作業する。そのうちにわらを編む作業を教えてもらうことにする。小さいときにお爺さんに教えてもらった体験があるし、手の感覚もなんとなく記憶にあったので、できるだろうと思ったが、まったくの誤解。できはせん。悪戦苦闘。ほんとぶきっちょである。
町内会長は若い。といっても私よりひとつ下。いろんな年配の方があれこれ言いながら、まあ、いい雰囲気で進む。仕事の分配のなんとはなしにさっとうまくゆく。ああ、これだ。普通のサラリーマン仕事だったらこうはゆかない。
結局12時前になっても終わらず。私は会館の片づけを手伝って、みなさんより早く帰ってきた。
お母さんの昼ごはんの準備。そうめんをつくる。氷水で冷やして作るそうめんは今年最後かな。
そのかわりお母さんは秋茄子を大量に収穫して台所の流しに並べていた。お母さんは食材を収穫したり、買い物したりするけど、めったに作ったりしない。今日はどういうわけかスイッチが入って、ナスのみそ煮込みを作り始めた。ちょっとでええけえねと私の願いは通ったが、塩辛い、塩辛い。おいしい、おいしいと言って夕飯のおかずとしていただいた。
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