11月17日母が8泊のショートステイから木枯らしの吹く夕方に帰ってきた。私と家内で出迎えた。
同人誌の原稿をまとめつつある。今回は村上家乗の1日分を短編小説に仕上げるつもりでいたが、家の片づけをしている最中に見つけたものがどうしても気になり、それを題材にすることにした。締め切りは12月1日、どうしても間に合わせなければならない。大人は納期である。
筆が思うように進まない。文章の構想がまだふらついている。書き始める度に、あれも書かなきゃあ、これも触れておきたいとなってしまう。もう、締め切りまで時間がないのだから、ふらついておれないのに。
木枯らし吹く冷たい夕方に母はショートステイから帰ってきた。今回は8泊してもらった。機嫌よく帰ってくることを祈りながらケアハウスの車を待った。15時から16時の間に到着しますと連絡を受けていたが、結局16時になってしまった。あたりはちょっと暗くなり始める。
車から降りてきた直後の母の体は暖かい。それまで暖かいところ、あたたかい車中にいたためだろう。施設の職員から母を受け取って、手を引きながら玄関に向かうが、ややふらふらしている。
母を迎え入れても、家の中は寒い。事前にストーブを点けておいたつもりでもあったまっていないのだろう。申し訳ない。
寝間に連れて入ったら、最初に一言、今までの中で一番待遇が良かったとのこと。えっ、同じショートステイ先に行ってもらっているのに、違う場所に行ったつもりでいる。同じところですよと伝えるときょとんとしている。
泊まりの様子をあれこれ聞いてはイケンと言われているので、聞かずに対応していたが、あまりしゃべる様子もない。出かける前と比べて少しエネルギーリーレベルが下がったような気がする。前回もそうだったかな。
緊急通報生活サポートシステム「さすがの早助(サスケ)」の連絡ボタンを押して、ショートステイから帰ったことを告げる。
遠足から帰った子供が親に報告するというようなわけにはいかない。沈んだ雰囲気に心配する。
今日は3時のおやつも食べてきたし、お風呂も入ってきたという。
夕飯はおでんにした。寒くなったし、ちくわ、かまぼこという食材があったので、おでんを作った。今季はじめてのおでんだ。においが冷え切った部屋にただよい始める。うれしい。
寝るごろになると、外は風の音が大きく、雨かあられのようなものが降っている様子だ。寒い。母は電気アンカをつけて足を温めているという。ほんとであれば、風呂に入ってからだや足先をあたためてもらうといいが、早く寝るといってベッドに入っていった。明日になれば、前回のように元気になるだろうと家内はいう。
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