12月9日 お母さんにお結び作ってくれと頼んでみた。これなら得意だろう。
ショートステイから帰ってきて二日目のお母さん、夕飯にシャケ入りかす汁を作った。昼にこれが好きだと話をしていた。1週間以上外に行ってもらったのだから、作ります、作ります。キュウリの塩もみにかにかま入れて、塩コショウしてサラダを作って、副菜にした。塩昆布、ラッキョウの箸休めも小皿に盛りつけた。これなら喜んでくれるだろう。
冷蔵庫を見たら、家内が買っておいてくれたかりかり梅ちりめんがあったので、炊き立てのご飯にまぜてみた。色鮮やかでこれはうまそう。
しかし、お母さんは夕飯にご飯は食べずにおかずだけにするという。やれやれ、せっかく混ぜご飯を作ったのに。
おっ、そうだ。このつくったばかりの混ぜご飯でお結び作ってもらおう。お結びを作るのは得意だろう。喜んで作ってくれるだろう。得意仕事を頼んだら、ちゃちゃっとやってくれるかもしれない。
しかし、頼んだ直後に出た言葉がちょっと心配だった。お結び作り器を使うというのだ。そう、塩化ビニル製で、お結びの形をしていて、その中にご飯を入れて、押し込んだら三角お結びになるやつだ。なしてそんなもん使うの?、三角結びでも、俵結びでもちゃちゃっと作れるんではないの。三人の子供と旦那の弁当をずって作ってきたんでしょうに。
作業を見とったらいけんと思って、台所から離れた。30分ぐらいして台所に行ってみた。あや、諸宅テーブルの上が散らかっている。うまいことできないと言っている。えっ。
自転車の運転や水泳みたに身体で覚えたことは、時間が経過しても、記憶になくっても、ちゃちゃっとできるのではないの。お母さんに言わせれば「思うようにならん」えっ?
あと1か月で93歳になるお母さん、お結びをちゃちゃっと作れなくなったのですか。いゃあショック。これって認知症なの?。嫁に言われるの嫌だけど、息子の私が認めるのはもっといやだなあ。
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