8月3日 スマホの使えない母が老人ホームでこれまで使っていた固定電話機を使うには
母の老人ホーム入居先を選ぶうえで、重要視したのは、電話機が使えるかどうかであった。母には携帯電話を持ってもらったことがあるが、とうとう使いこなせかった経験がある。スマホがこれだけ高性能になっているんだから、年寄りが簡単に安全に使えるようにするぐらいできるだろうにと思うが、世の中そんなものを作ってはくれない。
家にある昔ながらの固定電話機であれば、なんとか使える。これとてもデジタルコードレスフォンなので、各種便利機能が付いている。母の震える手がなにかの拍子に思わぬ操作をしてしまうことになる。まあ、これならぎりぎり使えるだろう。娘からかかってきた電話をとることができるだけでも違うだろう。
当初は個室に電話配線工事をさせてくれる老人ホームを探した。工事できますよと言ってくれるところもあれば、工事はだめですというところもある。
さんざん探して見つけたのが、NTT docomoのホーム電話。これはインターネットに接続する10cm四方くらいのBOXに、従来ある固定電話がそのまま接続できて、固定電話の番号で使えるというしろもの。これに飛びついた。
これがようやく開通した。固定電話機をつなぐけども実質は携帯電話なので、新規契約がとても大変だった。本人確認するという。母はマイナンバーカードなんて作ってない。健康保険証を出せというが、老人ホームに住所変更しているので、健康保険証がすぐに作ってもらえない。まあ、こまりましたけど、老人ホームに入居して1か月たってようやく電話機を接続できた。
本人の顔も明るくなってきたような気がする。
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