« 8月3日 スマホの使えない母が老人ホームでこれまで使っていた固定電話機を使うには | メイン | 8月6日 主のいなくなった今年のお盆はどうしよう »

2024年8月12日 (月)

8月4日サービス付き高齢者向け住宅に入居1か月

もうすぐ、入居1か月になる。早いなあ。
7時起床、自分ひとりで、洗顔着替えトイレ。8時半ごろ、自分で歩行器押して、10メートル離れている食堂に行く。

テレビの前4人掛け食卓の決まった位置に座る。お母さんの好きなパンは週に2回あるようだ。お母さんの座るところはテレビに一番近い席、そのためにテレビを背面にしてすわる。

座っている正面におしゃれなおばあさんが座る。この人の持ち物、服装が気になってしようがないらしい。その人が来ているような服が欲しいと言っています。いっしょに洋服を買いに行きたいと言っている。困った。入居前にたくさん洋服買ったのにもう忘れてはる。

食事の始まりはめいめい。おくち体操とか、いただきますの合唱はないみたい。食事がすめばめいめいがばらんばらん自室に帰る。お母さんは食事中、食後に同じテーブルの人と話すようなことはないという。朝のくすりがテーブルに置いてある。飲んだかどうかは確認されるようだ。

自室に戻って、ひたすら時間の過ぎるのを待つ。ラジオを聴く、縫物をする、失せものをしょっちゅう探すなどに時間を使う。

昼ごはん。メモされた時刻になると自分で歩行器を押して食堂に向かう。ご飯時刻を知らされるわけではない。朝、昼も、夕も。杖ではなく歩行器。歩行器のロック解除がときどきわからなくなるらしく、歩行器に向かって悪態をつく。あれこれやってみるでもなく、ひたすらに強引に押しまくる。誰かに質問するわけでなく、途方に暮れている様子。

座るテーブルは朝食と一緒。食事が終わればめいめい勝手に自室に戻る。

お母さんは歩行器をずるずる押して、廊下のラウンジに行って五木寛之の人生訓を読む。廊下に歩いている人に声をかけるでもなく、誰も話をしてくれんとぼやくのみ。
1日遅れの新聞を読むためにもう少し話したラウンジに行くときもあるらしい。山陰中央新報がないので、島根県のおくやみ欄が読めないと言っていた。夕飯までひたすらの時間つぶし。

17時の夕飯も同じテーブル、まわりのひともいっしょ。テレビは背中がわにある、大好きな相撲も落ち着いてみることができないらしい。
夕食後の薬と睡眠薬がテーブルに置かれる。睡眠薬は自室に戻って、自分の都合の良い時間に飲んでいるようだ。食事が終わればめいめい自室に戻る。お母さんは部屋に帰ると、ベッドではなくパイプ椅子に座って、じっと時間の経過するのを待っているという。

食事は完食している様子はない。嫌いなもの、ねばねばしたものは口にせず残すという。スイカは食べたことがないといっていた。果物、デザートが献立にでるのか不明。

月曜日 午前中ヘルパーによる入浴介助。お母さんはほぼひとりで入浴とのこと。シャワーではなく、湯舟浴。入浴中にヘルパーさんが洗濯。乾燥までするが、たたみはしない。

火曜日 自室のパイプ椅子に座って、ひたすら時間の過ぎるのを待っているという。たまにラウンジに行って五木寛之を読む。一緒に置いてある週刊誌や女性グラビア誌は手に取らないようだ。

水曜日、金曜日 9時にデイサービスの迎えがある。あ母さんは何も用意してないらしく、迎えに来た人が大急ぎで歯ブラシ、練り歯磨きチューブなどを取りそろえるらしい。お母さんは知らない人が急にやってきて、部屋のなかをかき回すと不満げだ。

デイサービスは入浴、ゲーム、昼食、ゲームなど。お母さんの得意の言葉遊びゲームは少ないらしい。ゲームの種類がお母さん得意分野ではないらしい。間違い探しは、答が終わらずに持ち帰ることもある。自室に戻って、ぶつぶつ言っている。15時に他の人と連れ立って1階からエレベータに乗り自室まで帰ってくる。疲れた疲れたとぼやきつつ、パイプ椅子に座って夕食の時間になるを待つ。

土曜日、日曜日。食事の時間をパイプ椅子に座ってひたすら待つ。縫物やお得意の失せもの探しをすることもあるようだ。他人の部屋に行くことはしないという。誘われたことはないという。誘ったこともないという。自分の部屋には何もないから人を誘うことができないと言っている。

部屋の掃除、トイレの掃除は自分でやりますと施設に伝えてあります。
洗濯は自分でやりたいようなのですが、洗濯機、乾燥機の使い方がのみこめないらしく、自分でやったことはないようです。ヘルパーさんが週に2回洗濯をしてくれているようですが、お母さんの言っていることがよくわかりません。廊下でお母さんに事情を聴いていたら、ヘルパーさんが訂正に飛んでこられた。お母さんの言うことの真意がよくわかりません。

デイサービスは今は週に2回ですが、落ち着けば週3回にしようと思います。そうすれば週に3回入浴できますし、毎日入浴の理想に近づけるような気がします。


内科の先生が月に一度往診に来てくれることになっています。お母さんがたくさんの薬を飲んでいるし、サロンパスのような刺激のある湿布薬を毎日塗りこんでいるので心配だとは伝えています。

歯医者、眼科医にどうやって連れていくか、まだ検討課題です。

お母さんの話声が小さいと思いませんか。覇気がありません。おおきな声を迫力もってしゃべらにゃあと言ってやってください。

知っとる人はいない。施設内の仲良しさん同士はよく話をしているが、時分はそのなかに入っていけん。誰も話をしてくれん、誰に質問しても言うてくれん、尋ねたいとおもうときには人はおらん。廊下に出ても誰も歩いておらん。椅子に座っていても、なかなか時間がたたん。地獄のおるみたいだ(大げさな言い方はお母さんのクセだ。周囲の者をどきりとさせるで当惑している)。そんなことを言われると申し訳ないことしたなあという気になってしまう。ごめんね。これ以上そんなことを言われるのなら広島市内で新しい施設を探さなければならんかもしれん。

20240805_1713

コメント

コメントを投稿