12月18日 実家じまいはじっくりとゆっくり確実に
実家をしまうのは急に起こってくる問題ではない。通常の場合何年も前から想定できる事態だから時間かけてやっておくといいことは早めに着手して少しでも片付けておくといい。
①物の片づけをしておく
実家をしまわないでも、代が変われば不要になってくるものは早めに片付けに着手しておくといいし、着手してもらっておくべきだ。
母親の和服や着物など少しずつでも処分しておく。急にやろうとすると大変なので、少しずつ、何度も伝えてやってもらっておくこと。子供の日記帳、親の日記帳、保存の必要のない書類など、工夫して処分しておく。時間かければなんとかなる。
②不動産の登記簿を取り寄せて名義人、権利関係を確認しておく。固定資産税の明細を見て、ひとつ残らずからそれぞれの項目について、登記簿を取り寄せてみる。相続が終わっていなければ手続きしておく。抵当権が残っていれば抵当権抹消の手続きに着手しておく。余裕のあるうちに法律事務所なりに抵当権抹消を依頼しておく。半年以上時間がかかるので早めに着手しておく。
③筆界点図を入手して、現地に赴き、筆界点を見つけておく。これがけっこう大変な作業になる。土地を売却しようとしたら大事な作業なので、やっておく。夏場は藪の中をかき分けるのは大変なので、草刈り藪払いを兼ねて、冬場に精力的にやっておくこと。ひとりで作業するには単調で地道すぎる作業になるので、そんなときはデジタルカメラと三脚、自撮り棒を持ち出して動画を撮りながらやっておくといい。写真では後で見直す時に場所の再確認が静らくなることがあるので、動画に撮っていくといい。ただ単に撮影するだけでは後の確認が手間になるので、なにか動画作品にするつもり、あるいはYoutube作品にするつもりで撮っていくといい。
④近所トラブルを解決しておく
急には無理かもしれないが、近所トラブルは、この際意を決して、顔を何度も突き合わせて、誰か間に入ってもらって、トラブルや苦手を解決しておく。相手もこちらも相応に年齢を重ねているだろうから、大丈夫、大丈夫、明るく、誠意をもってコンタクトすればなんとかなる。この先ずっと長い付き合いではないので、我慢すべきところは我慢して、折れることのできることは折れておいて、なんとか関係改善、関係修復を図っておくこと。
⑤やってみたかったことをやっておく
登ってみたかった山、行ってみたかった海岸など行っておく。デジタルカメラに撮って、Youtube作品にしておく。同窓会に出席するのはいいが、懐かしい人の家を訪ねていくのはやめておいたほうがいい。この歳になれば、訪問がされると迷惑、負担に感じる人は多いだろう。自分に置き換えてみればいい。普段の交友もない中学時代の友人が、遠く離れた東京の方から訪ねてこられてもどう待遇したらいいか困るでしようおお。
⑥実家じまいに関する情報収集しておく
仏壇じまい、墓じまいなどを先輩たちはどうやったか、どこの業者に頼んで、首尾はどうであったかなど情報を集めておく。たいていの場合は親切に教えてもらえる。
⑦写真や動画は時間かけて撮っておく
日常の風景、季節の風情など、いつもある光景は後になるとぼやけてしまう。早いうちからデジカメに撮って、何らかの作品にしておくといい。撮りっぱなしじゃあだめよ。電子出版形態や、Youtube動画、あるいは人に見せる様式にしておくといい。日々の様子をブログにするのもいい。もういい加減いい年齢なので、若者のようなぎらぎらしたブログにしなくていい。心情発露、言いたいこと爆弾発言なんていらない。モリモリで、かっこいいところとオーバー気味に、ちょっぴり創作まぜたっていい。どうせ知人、友達は少ないんだから、盛ればいい。どうせ先は長くない。
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