1月20日 電気を止める
実家じまいにともなう不動産売買契約が完了した。成し遂げたというよりは、こんなことしてよかったのかなあと今更ながらに思う。益田の不動屋さん店舗で手続き。実家には立ち寄らずだった。もう家の鍵は渡してあるし、私が立ち入ることできない空間になってしまっている。庭や畑の草はどうなったかなあ。
買主さんには初めてあった。よさそうな人たちだ。私よりはるかに若い。これから益田での人生が始まるのかなあと思うとうらやましくさえある。
契約のために益田にいたのはほんの数時間、すぐに広島に戻ってきた。もう帰るべき実家は益田にはない。なにもない。
実家じまいにともない、一部の家屋について電気を止めるよう言われた。電気料金領収書のはがきを手元において、中国電力カスタマーセンターに電話した。
月曜日朝イチバンの電話だったが、0120番号で、込み合っていますしばらくお待ちください」状態であったが我慢して待つ。
電気を止める理由を尋ねられるかと思い、準備していた。家を売却して買主に電気を止めておくように言われたので止めてほしい。通電をいつ再開するのかわからない」などという内容をメモしてかおいたが、なんのことはない。止めてください」に対してはいそうですか、すぐに止めます」の一言だった。思いのほか簡単。
さあ、いよいよ事態は動き始めた。
近所の友人にLINEで状況を知らせた。町内会長に次の人が入ることを連絡した。私の親戚にも状況を簡単に連絡。私の妹たちにもおおまかを連絡。彼女たちの生まれ故郷というか、育った家を処分してしまったのだ。申し訳ない気持ちは若干あったけどそれほどの感慨はないようだ。安心。
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