4月7日 母を家なき子にしてしまった
今入居している老人ホームで担当の人に言われて、同意書にサインした。入居中のホーム建物内にあって、現在週2回利用している通所介護施設(いわゆるデイサービスセンター)の料金が変更になるという。値上げだ。契約者名住所氏名、家族住所氏名に記入してくれてという。契約者名である母の住所は島根県の住所を書いてくれと言われてびっくり。ちょっと間をあけて私は「その住所はもうありません」と告げた。そうなのだ。島根県益田市の元の住所にはもう何もない。家も土地も墓もない。母には帰っていく家がないのだ。通所介護施設の担当者は一瞬きょとんとしたようだが、すぐに事情を理解してくれた。
どうしようもないことだが、母にはむごいことしてしまったのだろう。
母自身はこのことをどう思っているのだろう。尋ねたことはない。言うてもせんないことは言わないようにしているだけなのだろう。
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この「実家をたたむ」ブログも閉じなければならない。次のステージはどうしよう。
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