実家まわり社会に貢献しようと気負いちゃんな
単身赴任で実家に戻って老母と同居しようとしたとき、母の身になにかあった後、あるいは母が老人ホームに入居した後、私がすぐに実家から離れるのではなく、3年くらいは地区にとどまって、これまで私を育ててくれた地域に恩返しができないかなと考えたことがある。それが以前のブログ「単身赴任介護プラス3」というタイトルに込めた意味だった。
町内会長を引き受ける、市会議員に立候補、ボランティア活動をするなど思い浮かべた。しかし、現実は甘くなかった。
高校を卒業して故郷を離れ、それ以降65歳になるでずっと離れて暮らしていた。地元には地元の人たちの歴史、生活、事情、利害関係がずっとあったはず。私は地元の出身者であっても、よそ者のようなものである。簡単に入り込めるものではない。
メンタルが強いほうではない。田舎の現実社会で、ひとりで暮らしていけるはずがない。たしかに私の両親は地元で地域社会の一員としてずっと生活してきているが、私はほとんど生活していない。地元のことを少しは知っているがわずかなものだ。人の名前、家の屋号、それぞれの事情、なにひとつ満足に知らない。65歳は若造の新入りですと認識して地元の古老たちに教わっていくものだろう。
私自身が広島に残した生活をうっちゃって益田で100パーセントの生活をする自信も覚悟もない。
地元の人もちっともあてになんかしていないよ。ちょっと会話をすればそのことはよくわかった。そういうもんです。気負わなくて大丈夫です。私ができることをできる範囲でやればいいんです。
実家じまいをしたあと、屋敷、土地関係のことで地元になるたけ迷惑のかからないようにしておく。また地元にいる間に参加できるだけのボランティアでいい。地元の写真や動画を撮って発表するだけで十分貢献できたと思う。「鎌手の動百科」はよくできたYouTubeチャンネルだと思うよ。
もうすこし頑張ればとよかったかもしれない項目をあげておこう。①万寿の大津波千年に関して小さな規模でいいので調べたことをみんなの前で発表する機会を持つ②鎌手公民館の館長公募にエントリしてみる③④写真教室か写真クラブに入会する。これくらいはもう少し頑張ってみてもよかったかな。いやいや、できることはやりました。後悔ありません。

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