4月12日 夕食後、ソファに寝そべって、ナイターテレビ観戦。益田ではこんなことができない。92歳の母がこたつのいちばんいい場所でうたたねしながら、テレビを独占している。私はそばを過ぎて、事務所にいくしかない。
朝は雨が降っていたが、しばらくすると止んだ。風は強かったが、午後は天気よくなったので出かけた。まず郵便局に行って、株益を受け取る。4,622円だが、これだけでもうれしい。そのあと牛田早稲田神社に向かう。
春の花はだいたい終わっていた。桜、梅、カリン、桃。今年の春はちょっと逃してしまったようだ。おさいせんを投げ入れて、ふたりでならんで柏手。こんな日々がいい。
散歩から帰った後は、夕飯までの間、短編時代小説の構想を練った。
天保5申年5月1日は西暦6月7日。それに合わせた天候記述。場所は可部町の中屋地区。ここは八木村の飛地。ここに住む八木村の六三郎(47)おとなしいが有能、自信がない、女房おかつ(40)社交的、姉御肌、弟幸作(40)やんちゃ、気が強い、分家なので貧乏。将来明治維新で活躍する。庄屋の甚右衛門(68)物知り、世話好き。
中屋に住む幸作に疑惑浮上、高宮郡のものと仲が悪いがための中傷で疑われる。兄六三郎、甚右衛門の尽力で疑い晴れる。幸作のふだんから善行、太田川の表情、自然を織り交ぜながら、来る明治維新の動乱を予感させる小さな出来事をつらねる。
これをまず動画でラフスケッチほ作って、それから文章を起こす。ここまでのシナリオを作った。同人誌6号の締め切りに間に合わないかな。
夕食後、ソファに寝そべって、近頃初めてのナイターテレビ観戦。益田ではこんなことができない。畳のリビングにテレビがあるし、こたつのいちばんいいところで母がうたたねしながら、テレビを独占している。私はそばを過ぎて、事務所にもどるしかない。事務所にはパソコンはあってもテレビはない。
でも、せっかくのナイター観戦。今夜も勝てば6連勝になるという試合だったが、テレビを見始めてからずっと中日にやられっぱなし。結局2対5で負けた。テレビ中継も試合も午後9時前に終わった。せっかく家内とふたりソファにならんでみたのに・・・。夜の風はナイター観戦にはまだ寒いが、まあ、球春到来と言ってよい。
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