9月15日 大変なしくじり。夜になって、スマホが見当たらないことに気が付いた。昼間、海岸でビデオ撮影して、スマホを置き忘れたようだ。現地までの道は暗いし、現地も暗い。
大変なしくじりをしてしまった。夜の定時連絡をしようとしてスマホを探したら、見当たらない。定時連絡の方法がない。急ぎiPadを部屋の中から探し出し、iPhoneを探すアプリを起動する。見つかった。やはり今日ビデオ撮りに行った海岸にあった。もう、夜八時前。外は真っ暗。どうする。
カメラバッグから充電式LEDライトを取り出す。明るさか不十分。いかん、いつも満充電にしておかねばいくら高性能LEDライトであっても肝心の時に困る。
「忘れ物をしたので取りに行ってきます」と母に告げて家を出たけど、これはまずかった。私がどこかで事故ったら、私の行き先を母は知らないことなる。こういう状況を作ってはだめだと気がついたが、行動に移してしまった。
どうすればいいか、高速で考える。とりあえずLEDライトを持って海岸に向かう。あたりは真っ暗。ライトの光量不十分、充電量不安、現地まで残容量があるかどうか不安。私の眼の状態で、戸外真っ暗になったら、いくら地元とはいえ無事に帰ってこれるか自信ない。
ご近所に応援を頼もう。たまたまお昼にある近所の方と会食に出かけていた。時間は遅いけど、在宅しておられるに違いない。ふだんはおられない人だ。頼るしかない。
玄関から声をかける。「困ったことがあって、助けてほしいんです」と情けない声でお願いする。その方も眼があまりよろしくないのは知っていたけど、頼るしかない。
真っ暗な夜道一緒に行ってもらう。私は持参のLEDライトだけでは足らず、彼の持ってきた強力ライトを借りて、夜道を照らしながら歩いてく。側溝に注意し、わきの藪に注意し、眼の悪さを気遣われながら。月齢は新月に使いが、これが満月であっても、私の眼ではとても心配。
人が持ち去ってしまったらどうしょう、アオサギが持ち去ったらどうしようと悪いことばかり考えてしまった。携帯電話を失うことの面倒くささがよぎる。
現地についても、あたりの地形がよくわからない。私一人で探しにきていたら、途方に暮れていたに違いない。そのままUターンして帰ることができたかどうかもあやしい。私のスマホに電話してもらうようお願いしたが、着信音が聞こえてこない。マナーモードになっているにちがいない。
あたりを照らして、ようやく赤いバッグらしきものを見つけた。よかった。
良かった。反省することしきり。最悪の結果にならなくてほんとによかった。