2022年6月12日 (日)

6月11日 戦争中、父は広島にいた。経緯はまったくしらないが、宇品で被爆したらしい。当時の職場があったあたりに行ってみたが、当時の様子を忍ばせるものは何もない

 今日は父の命日。先日17回忌の法事を西楽寺でやってきた。今日内仏に特別なことをせず。村上彦右衛門さんのように献膳したりしていない。

 父のことを書いてみよう。父は大正12年生まれ。生きていれば今月で満99歳ということになる。おお、そうなんだ。

 初職は国鉄だった。山陰本線の馬路駅が最初の職場だった。単身赴任介護が始まってしばらくしたころ、そこに行ってみた。鎌手から結構時間がかかる。車で1時間近くかかる。父はどうやって通っていたのだろう。

 駅舎らしきものはあったが、当時は職員が何人かいたのだろう。下宿ではないだろうな。海の近くで、砂浜は鳴砂になっているぐらいきれいなところ。当時はのんびりしていたのだろう。戦争中だったのかな。

 戦争中は広島にいた。経緯はまったくしらないが、宇品で被爆したらしい。当時の職場があったあたりに行ってみたことがあるが、様子は想像できない。資料等も調べてみたがそれほどの成果は得られなかった。終戦から益田にもどってくるあたりを調べて母に教えてやろうかとも思ったが、果たせずにいる。

 父とは話らしい話をほとんどしていない。そういえば父が祖父と話をしているのを見たことがない。男系列というものはそういうもんだと子供ながら思っていた時期がある。

 歳をとってから被爆体験を地元の小学生たちにしゃべり始めたが、私たち子どもはそれについて何も聞いていない。もっとも悲惨さを話されても困ってしまう。敵を討ってくれとは言わないだろうけど、何かを言われても、何もできない。他人である小学生たちに話すのは、それで価値があるかもしれないが、家族に語られたら、その反応をもっていくところがなく、まったく困ったであろう。

 我が家には父が書き残した日記が20年分ちかくある。内容はまさに村上家乗みたいにな内容である。新内閣ができるたびに、そのメンバーが記してある。人とあった記録もある。それに家乗と同じように字が読めないのだ。難しい。私も当事者として登場してくる場面があるので、少しでも読めそうなものだけど、あまりのくせ字に、何度チャレンジしても読めない。

 私が高校生のとき、学校で生徒会長に選ばれたことを父に打ち明けたことがある。母には内緒にしておいてくれと言ったのに、簡単に母にしゃべっていた。ああ、夫婦とはこういうものかとその時思った。子供に希望よりはるかに優先するんだ。

 とにかく父とはほとんど話したことがない。あるんだろうけど、記憶にない。男親と息子とはこういうものなのだろう。子供のない私にはまったくわからない。そういうものなんだろうと結論付けておくしかない。

2022年6月11日 (土)

6月10日 ようやく石油ストーブをしまう作業に取り掛かった。片づけるときは、片づけたことで得られるものは少ないので、伸ばし伸ばしになっていた。

 今日遠くより親戚が来る。いまだに石油ストーブが片づけてないというのを見られると恥ずかしいというのでようやく決心して石油ストーブをしまう作業に取り掛かった。ストーブを出すときは、出せば暖かくなるので、モチベーションは高い。しかし、片づけるときは、片づけたことで得られるものは少ないので、その作業は伸ばし伸ばしになってしまう。

 一昔前だったら、空芯だきをやっていた。今はファンヒーターなのでその作業はない。石油タンクから石油を取り出し、ストーブの周りをふいてやるぐらいか。楽になったものだ。

 ついでに扇風機を出してやろうと思ったが、この家に扇風機が何台あったのか思い出せない。台所まわりに一台あったのは確かだが、事務所にはどうだったのだろうか。思い出せない。どうかいのう。

 この家は広い。石油ストーブも片づけなくても、どっかの部屋に投げておけばなんとかなる。でも片づけという作業をすることにより、季節行事をやるということで生活に区切りをつけるのも大切だろう(本心からそう思っていない)。

 村上家乗安政二年の四月を読み終えた。iPhone動画に収録し終えた。今からPremiere Proを使って編集して仕上げる。シンプルな構成にしてよかった。これならこのあともスムーズに収録・アップできるかもしれない。もうくたびれた。バックログがいっぱいたまっている。

2022年6月10日 (金)

6月9日 刈払機の刈刃のついたメインパイプの吊り下げ位置を少し前に出した。結果は良好。もっと早くすべきだった。

 朝食後「村上家乗」の安政二年四月を読み始めた。今日のToDOリストには家乗4日分を読むと書いた。結局6日分を読んで収録できた。朝いちばんにToDOリストを書くのは効果ありだ。
 
 午後は草刈りに行った。今日は刈払機の刈刃のついたメインパイプの吊り下げ位置を調整した。いつも刈り始めてかな思い出すので、調整が延び延びになっていた。今日はやっと作業開始前に思い出したの六角レンチを引っ張り出して吊り下げ位置を少し刈刃に近い位置に調整した。
 
 この調整はとても良かった。とてもスムーズ。変な力を入れずにスッスーと刈り払いできる。やったね。もっと早くすればよかった。

 16時ごろ、だいだいとキンカンを植えている畑の草刈りをしていたら、白い花を見つけた。おっ。クチナシだ。こんなところに。去年気がつかなかった。一度家に帰り、カメラ、三脚、読み上げ原稿を持ってきた。鎌手の動百科用の動画を撮った。やったね。

 白い花だったので、先日の紺野先生のアドバイスを思い出して、じっくり撮ってみた。おお、グッド。LINEネタになるぞ。家に帰って、raw現像して、LINEにアップしておいた。

2022年6月 9日 (木)

6月8日 前日買い求めた充電式の掃除機を使ってみた。車の掃除にいい。それまでクルマに積んでいたシガーソケットから電気をとる12ボルトタイプの掃除機を後退した。

 母がデイサービスに出かけたあと、家のまわりの片づけを始めた。ずっと積み上げていた枝を処分し、伸び放題になっている庭木を充電式生垣用バリカンで刈っていった。新品なので切れ味はいいけど、刈り取った枝があたりに散乱する。これを集めるのがけっこうめんどうである。

 気持ちのいい風がふく。5月のさわやかな風という雰囲気だ。空の雲も高い。取材行にはもってこいだが、まずは家の片づけだ。

 草刈りというのは一度やれば終わりの作業ではない。そのときいくら刈り取ってもまた伸びてくる。ほっておいてもさほど我慢できないものではないだろうけど、刈れば刈り取ったで見た目気持ちよくなる。

 前からやっておきたかった竹細工の試作をやってみた。竹のベンチをくみ上げたとき、部材の固定を金属のねじを使ったのだが、これはあまりのぞましくない。竹が朽ちてしまったとき、金属が残ってしまう。次からは竹釘のようなものでやってみたい。実用になるかわからない。5ミリ径のドリルで竹に穴をあけ、
笹の茎を叩き込んでみた。これは意外といけるかもしれない。
 

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 またYoutubeネタになりそうだ。竹のベンチをまた作ってみたい。やりたいことたくさんある。勤め時代では考えられないくらい自由になる時間があるのに、やりたいことはそれ以上に増えてしまっている。やれん。

 前日買い求めた充電式の掃除機を使ってみた。いいね。車の掃除にいい。それまでクルマに積んでいたシガーソケットから電気をとる12ボルトタイプの掃除機に後退してもらった。

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 夢中になって作業していたら、午後1時になってしまった。ラジオをつけっぱなしで作業しているが、それでも時間をやりすごしてしまった。

2022年6月 8日 (水)

6月7日 Youtube動画「村上家乗安政二年を読む」を当初の目的にあったものにスペックダウンすべく、内容を見直す。今の私には経験・権限があり、自分でその判断、行動ができる。

 天気がいいのに、「村上家乗安政二年を読む」の動画づくりにいそしんでいる。これが時間かかるんです。まずテキストを読み込んで、解読文を書き上げる。解説する文字を選ぶ。現代語訳の文章を書く。現代語訳をタイプする等などずいぶん手間がかかるようになった。

 当初は単純に1日分を読み下しているだけだったが、文字解説もするといいだろう、現代語訳もあるといいだろう、現代語訳と原文を並べて表示したらいいだろうと内容がどんどん盛り込まれていった。

 今日ふと気がついた。誰のためにこれをやっているのか。そこまでの内容が果たして必要かどうか。

 現場の人は自分たちの仕事を少しでもいいものにしようとして頑張る。ひたすらがんばるんよ。不必要な内容があるのではないか、労力のわりには効果の出ないのがあるのではないかとは考えない。とにかく内容をよくしようと頑張る。そのために業務がついつい肥大化してしまう。

 これ仕事でよくあったことだ。現場の人たちは無駄な仕事があるかもしれないとは考えずに、ひたすら業務のレベルを上げようとする。

 どうすればいいか。一歩引いた管理職の人が冷めた目でみるべきなのだ。そして何を言われたって大ナタをふるうべきなんだ。そうしないと業務はいくらでも大きくなり、目的以上のレベルに至ってしまうことがある。

 大学図書館のどの業務とは言わない。管理職はそういう行動をとらなければいけなかったのだ。業務のレベルを上げることは現場にまかせれば大丈夫。管理職はそれが目的に最適なものかを判断すればいい。

 「村上家乗安政二年を読む」を当初の目的にあったものにすべく、内容を見直す。今の私には経験・権限があり、自分でその判断、行動ができる。

2022年6月 7日 (火)

6月6日 西洋の格言に牛乳は体によい、牛乳配達はもっと体によいというのがある。「村上家乗安政二年を読む」の動画制作はそのつもりでやっている。

 今朝布団のなかで見たYoutube「昔の石見の紙芝居」。これがすごい。今日見たのは昭和58年の益田水害の話。岩国基地からおお女性兵士や黒人兵士が陽気に救援にやってきてくれた話が入っている。小学生たちはびっくりしたんだろうなあ。いい話がうまくまとめられている。原田さんはシナリオを書き、絵を書き、動画に仕上げ、ひとりでやってはる。私のYoutubeなんぞ、足元にもおよばん。

 ひとまろビジョンと山陰中央新報デジタルに情報提供しておいた。取材してくれるかな。

 西洋の格言に牛乳は体によい、牛乳配達はもっと体によいというのがある。私がいま取り組んでいる「村上家乗安政二年を読む」もそのつもりでやっている。誰かの役にはたつのだろうけど、まずは自分の勉強になるというつもりでやっている。だから、チャンネル登録者が4人のままでいいのだ。

 大学のまわりをゴミ拾いして歩くのは、なかなか成果にならない。拾ってもあくる日はまたポイ捨てゴミだらけ。それに比べて「村上家乗安政二年を読む」は作った分だけ蓄積される。経年劣化して消滅することはない。それだけでもやりがいがある。

2022年6月 6日 (月)

6月5日 台所でお母さんが何かやっている。昨日採れたジャガイモを刻んで、酢につけて湯がくというのだ。皮をむいたジャガイモがざるに積み上げられていた

 母は普段ほとんど料理しない。私が広島に戻っている間はなにやら妙なものを作っているらしい。うどんにご飯をまぜてみたり、デイサービス先から配布される弁当を2回にわけて食べたりしているようだ。

 幼いころは酒造会社でまかないの手伝いをやっていたというし、この家に嫁いできてから、ずっと大家族で、その間それこそ1日も休むことなく料理を作ってきたはずだ。大ベテランのはずなのだが、今はあやしい。

 でも時々へんなスイッチが入る。私がタケノコを採ってくるとスイッチがはいって大量に料理を始める。だいだいを採ってきたときも、砂糖漬けを大量に作って、白砂糖一袋使って、甘煮のようなものだったが、結局それは庭に捨てた。

 今日はちょうど昼ご飯を私が用意しようとしたら、なにやら台所でお母さんがやっている。昨日採れたジャガイモを刻んで、酢につけて湯がくというのだ。皮をむいたジャガイモがざるに積み上げられていた。お母さん、ちょっとでええけえと言って少しだけにしてもらった。

 今日は昼前ごろから雨降り。古文書学習には絶好の日だったが、着手が遅れて、一日のほとんどはYoutubeの「鎌手の動百科」シリーズで、なつめの花とヤナギハナガサの作品を作った。昨日のジャガイモ採り入れも作ったが、それは作品というには出来が悪く、Youtubeにはアップしなかった。カメラアングルや作りこみを検討するための試作みたいなものだと自分に言い聞かせる。

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2022年6月 5日 (日)

6月4日 これはなんじゃろうかと母がシレッと質問する。えっ。それをするのはお母さんしかおらんじゃろ。自分が前の日にやったことを忘れてはる

 母がビニル袋を私に見せる。中に12000円入っている。紙切れに何か書いてある。これはなんじゃろうか。えっ。それをするのはお母さんしかおらんじゃろ。自分が前の日にやったことを忘れている。週に一度仕出し弁当を取っている。その回数券を買い求めるために、あらかじめお金を用意しておいたのだろう。

 怒っちゃあいけん。「ぼけ日和」に書いてあった。笑ってやりすごそう。

 「村上家乗安政二年を読む」の原稿がようやく準備できた。今日早速iPhoneにマイクロフォン取り付けて収録。4月朔日分はちょっと長かったので、仕上がりのmp4ファイルは1.5GBもある。これをYoutubeにアップロードしようとしたら30分以上必要になってくる。

 ファイルが出来たのだから、すぐに4月2日分に取り掛かりたいが、アップロード中は動画編集の作業ができない。せっかく調子が上がってきたのに困る。気分転換に農作業してくればいいけど、タイミングが悪い。

 安いノートパソコンを買って、それをアップロード専用機にしようかとも思ったが、先月のとき、iPadのYoutubeアプリからアップロードすることを思いついて、何日分かそうできた。画期的だった。iPadはひたすらアップロードしていて、私はその間にWindowsパソコンを使って動画編集する。

 1カ月たって、この方法を忘れてしまった。思い出せない。メモがあるだろうと探してみたが、見つからない。レンタルサーバーにアップするのではなく、NASにアップしておいてそこからiPadを使うというところまでは思い出したが、細かい操作が思い出せない。そのときは、さっさできたのだろう。

 1時間ぐらい試行錯誤してようやく方法が分かった。そのときはすでに4月朔日分のアップロードは終わっていた。

 忘れるんだから、メモしておくこと。あなたは絶対わすれるんだから・・・。

2022年6月 4日 (土)

6月3日 背戸斜面の草刈りが終わったら、唐音水仙公園にフナバラソウが咲いているので、それを撮影に行く

 母がデイサービスに出かけた。私はすぐに着替えて、クルマから三脚を取り出してGoPro9をセットしておいてから、背戸の草刈りに取り掛かった。

 道具は充電式生垣バリカン18ボルトと剪定ばさみ。法面には土留用に木やプラスチックの横杭が直径2センチくらいの鉄筋で止めてある。この鉄筋に生垣バリカンの刃がかんでしまうと刃が痛むので少し気を使う。

 気温はどんどん上がるし、風もあまりない。暑い、暑い。でもどんどんきれいになっていくので、休憩も取らずに作業を続ける。結局最初の休憩は11時30分。もう昼ご飯にしてもよいくらいの時間。

 午前中で作業を終わりたかったが、午後も続けた。刈り取った草の分量も多い。背戸には雨水を流す水路があるので、刈った草を片づけなければならない。狭いところなので、掃き集めてブルーシートに積み上げるのも大変だった。

 ひととおり終わったら、準備してお出かけ。唐音水仙公園にフナバラソウが咲いていると思うので、それを撮影に行く。この花が咲いているのは鵜の鼻でみつけたのだが、海岸草原ということで、唐音水仙公園にもあるだろう。以前看板がでていたような記憶がある。

 クルマから三脚をおろし、カメラ2台を担いで駐車場から降りていく。誰もいない。水仙シーズン以外にも人が呼べるといいのにね。SLIKのプロ用三脚は信頼性はあるが、とにかく重い。

 花は固まって咲くのだが、その塊が鵜の鼻のより小さいような気がする。まあ、「鎌手の動百科」なので、ここでひととおり撮り終えた。

 今日は古文書の学習しなかった。古文書のほうも早くやっておきたいのだが、他のことをすると思うようにはかどらない。

2022年6月 2日 (木)

6月2日 コンパクトデジタルカメラIXY650の修理、新品交換で帰ってきた。うれしいけど、9年前の型だよ。ちょい残念。

 初夏らしい気持ちのいい風が吹いて実に過ごしやすい天気であった。母と二人で地元の西楽寺に出かけた。小さな額に入った父の写真を持って行った。いつも家の仏壇にかざってあるものだ。

 母には真ん中の席に座ってもらった。そしたら、親父の写真が照明の映り込みで光って、お父さんの姿が見えないという。母に正面からずれて座ってもらったら、見えるようになったという。

 浄土真宗のお経は長い。30分近い。一緒に読経するけど、私も喉が痛くなるくらい長かった。あまりに暑いのでマスクは外してもそういう状況になった。

 今頃年忌法要するということは、親父がなくなったのもこの時期。そう、こんな時期だった。5月の連休のとき、急に容体がわるくなって即入院。1カ月もしないうちに亡くなってしまった。そう、こんないい季節の時に葬式をやらせてもらった。今と違って参列者も多かった。当時勤務していた大学の学長名の花輪を葬儀会場に飾らせてくれた。親父は早くなくなってしまったけど、私にいい葬式をやらせてくれたと感謝している。

 5月、6月の益田はいい風が吹くし、空も澄み渡っている。一年で一番いい季節だ。

 今日の法事を終えて午後、高津のエディオンに行った。修理に出していたコンパクトデジタルカメラの修理が終わったという。IXY650という型で5年前に買った。長期保証期間内だったので無料で修理がおわった。というか、なんと新品に交換されて戻ってきた。

 それはそれでうれしいが、この機種は2016年5月に新発売されたもの。つまり今となっては9年前の型だ。新品が手に入ったのはうれしいが、古い型を使いつづけなければならないとはちょっと残念。機能が少しでも向上しているのであればうれしいが、5年前のままというのはね。

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