10月21日 診察がようやく終わって、病院で食事。レストランの厨房のカウンターにチャーハンお願いしますと言って、食券を差し出した。客は私ひとりだった。もう昼食時間帯は終わったのであろう。
さる大きな病院へ3か月に一度通っている。前立腺肥大の症状があって、その検査が目的だ。診察予約表には予約時刻は11時30分となっている。この時間に行っても、診察は13時を回ってしまうことがある。先生や病院スタッフははいつ昼休みをとるのだろうかと心配になる。
今日もだいぶ回って、会計を済ませ、薬局にいって薬を出してもらったら、14時過ぎになっていた。あちゃあ、この病院に来るのに、付属のレストランのカツカレーがとてもおいしくて、楽しみにしているのだ。その楽しみがあるからこそ、長い待ち時間も辛抱できる。営業時間は15時30分までとあるので心配しながら、レストランのある2階に上がった。
入口近くに食券の券売機がある。見ると多くの料理が売り切れになっている。目的のカツカレーも×印が点灯している。いまさら他の店に行けないので、その時点で買えるもの、チャーハンのボタンを押した。
厨房のカウンターにチャーハンお願いしますと言って、食券を差し出した。客は私ひとりだった。もう昼食時間帯は終わったのであろう。厨房のひとがふたりおられたが片付けモードのような雰囲気であった。
いつものテーブルについて、スマホの画面を見ていたら、厨房からひとりやってこられて「チャーハンを注文のお客様、カツカレーが欲しかったのではないでしょうか?」と言われた。えっ、なして。そんなことわかるの? カツカレーおつくりしましょうと言ってくださった。
私は外食したとき、なるたけお店の人の印象に残るようなお礼をつとめて言うようにしているが、これが功を奏したのであろうか。3か月前来た時もカツカレーを注文して、これが楽しみで来ていることを告げたような気がする。
うれしかったね。帰る時、なんとお礼を言えば、お店の人に喜んでもらえるだろうか、それをずっと考えた。うれしさのあまり、名文句が浮かばない。おいおい。
「1月にまた来ます」とさえないセリフ。もっとかっこよくできないものか。67歳。あっ、その時は68歳になってしまう。もっと人生経験積んで、しゃれたセリフの一つも言えるようになりたい。
[アドバイスはしない]
アドバイスというのはしないほうがいいのです。音痴な人に歌がうまくなる方法をアドバイスしちゃあだめ。気を悪くするだけ。本人が本当にアドバイスを欲しがっている時以外は、してはだめ。
よく行くラーメン屋さんに、もっとおいしくなってほしいと思っていても、その方法を言うちゃあだめ。ほんとにその店が好きであれば、好きな点をなるたけ具体的にほめるだけでいい。この店のラーメンのチャーシューはほんとにおいしいね、他の店と比べて味わいがあるのが好き。と言えばいい。言えば味がもっとよくなる。