2022年10月31日 (月)

10月30日 山陰道鎌手保存会が主催する山陰道ウォークに参加してきた。参加というか、会長の寺戸さんにガイド見習いとして来てくれないかと誘われているので、どちらかと言えば主催者側。

山陰道鎌手保存会が主催する山陰道ウォークに参加してきた。参加というか、会長の寺戸さんにガイド見習いとして来てくれないかと誘われているので、どちらかと言えば主催者側として行ってきた。

このウォークにはかなりの準備がかけられている。草刈り、
倒木竹処理、街道の清掃などの準備、お昼つみれ汁おにぎりの食材、鍋窯、燃料、当日の人手手当、バスのべ3台の手配、資料・名簿作り、記念品の通行手形準備などかなりノウハウの詰まった行事準備が要るはずだ。これを寺戸さんを中心にしてかなりシステマティックにやられている。

だから、私もその日の集合時刻に行けばいいというものじゃあないはずなのは分かっていても、要領の悪い私は集合時刻ほんのすこし前に行って、なんと誠意のないことで。

まあ、そこは上手にさっと準備メンバーに潜り込んでやってはる。おいおい。

最初のバスに乗って木部向市までいく。そこで第一班の寺戸さん付きのガイドとして参加者に紹介してもらった。お調子よく頭を下げた。

今日はどういう役回りなのか、寺戸さんからの指示はなかったが、まあ、こういう場には慣れているので、さっと持ち場につく。具体的にはグループのしんがりを受け持った。

気温もそんなに高くなく、天気もすがすがしいし気持ちよくウォークできた。寺戸さんのガイドも何度も聞いているものだつた。なにか原稿があるのだろう。おそらく。

20221030_0943

今日は木部からソデメ屋敷跡に立ち寄ったあと鎌手峠を目指した。これまでと逆コースである。こっちのほうがいい。いつもの馬橋から鎌手峠、木部コースだと、鎌手峠から木部までが単調なコースになって疲れる。今日は元気なうちに単調コースをこなすことができたので、楽であった。

20221030_1051

一行が早く鎌手峠に着いてしまったらしく、昼ごはんのつみれ汁しあがりまでみんなが待つ事態になった。愛嬌愛嬌。こういう時の場もたせが欲しいと誰か言っていたが、なかなかね。

上の谷(かさんたに)あたりを通過するごろには、みなさんやはり疲れてきたようで、しかも、班の間隔がつまってしまい、ガイドさんの説明もそこそこに、さっささっさ行くようなことになった。

山陰道鎌手保存会は設立からのメンバーである程度仕上がってきたのだろう。初期メンバーでうまく回り始めたような雰囲気がある。寺戸さんを中心によく活動されている。これをメンバー交代も含めて次の代にスムーズに移行できるといえば、それはそれなりの苦労がありそうだ。ま、されも無理なく徐々にやればいい。今、みんな楽しそうにやってはる。これはこれでいい雰囲気だ。大事にすればいい。

新しい私なんぞが入っていくには、それなりのキャラクターが必要なのだろうが、私にはそれはなんとかできるだろう。

行事が終わって家にかえってみれば、今日も夕陽がきれいで、三日月が出ている。よし。月の写真だ。


写真撮るというので、ばたばたして、電気炊飯器のスイッチをお母さんに頼んでしまった。

1時間後台所に行ってみると、赤ランプが点滅して、炊飯スイッチを入れてくださいというメッセージ。お母さんはこんなこともできなくなってしまったのか。いえいえ、そうではなくて、電気炊飯器がセンサーか何かでそこまで判断しているんだったら、電気炊飯器が自分でスイッチを入れてほしい。なにもそんなことで偉そうにしなくてもいいよ、日本の家電は。

20221031_0901

[不義理をしない]
不義理はをしないというのは、二重否定になっている。Adobe Photoshopでいう「不透明度」のようなわかりにくさがある。私の文章にはなるべく否定語を使いたくないので、どう言い換えたものか。「不義理をしない」=(イコール)「義理を立てる」ではないような気もする。

2022年10月30日 (日)

10月29日 下の畑に投げっぱなしなっている竹竿をすこし整理した。夏に手がつけられず、みっともないことになっていたが、最近はお母さんが草抜きしてくれているので、少しは見れるようになった。

いい天気だ。しばし見とれるような、いい雲が流れていたので、GoProのタイムラプラスで撮影した。タオそばの下隠居端の藪も少し片づけたが、そう簡単にはいきそうにない。

今日はひさびさにYoutubeの作品を編集した。これまで現地での録画がすんでいたのが2本、今日あらたに収録したのが1本。いずれも編集して、アップロードまでやった。ようやったね。今日、明日の朝、明後日の朝公開の設定にした。

「今年も干し柿を作りました」、「スイセン球根を植付けました」「スイセン公園の土産を試作しました」の3本。「今年も干し柿」にはお母さんがたくさん登場しているし、去年ちょうど皮むき作業中に亦賀君が声をかけてくれた話も取り上げている。画面は素人臭いけど、内容は久々にいい作品だ。

下の畑に投げっぱなしなっている竹竿をすこし整理した。夏に手がつけられず、みっともないことになっていたが、最近はお母さんが草抜きしてくれているので、少しは見れるようになった。ジュズダマもいい色の実がたくさんなっている。ジャガイモの株も大きくなっている。今からでも畑を耕して大根植えてみようかな。

2022年10月29日 (土)

10月28日 「村上家乗安政二年七月を読む」を仕上げた。着手の10月16日から12日間、これは時間がかかりすぎだ。くたくた。

今日はいい天気。あたたかい。気持ちよくお母さんのデイサービス出勤を見送る。91歳。もうすぐ92歳。

20221028_0853

今日悲壮感漂いながら、「村上家乗安政二年七月を読む」を仕上げた。着手の10月16日から12日間、これは時間がかかりすぎ。くたくた。無理やり本数を作ろうとすると、個々の作品の質が雑になってしまう。作ってしまうことが目的になってしまう。これはいかん。

20221028_0925

今週に入っての作業では、割込み仕事を入れないようにしてとにかく、こっちを仕上げることを最優先した。これはかなりのストレスだった。
仕事ではないので、きままにやりたいと思っても、仕事みたいな顔をされてはかなわん。

今振り返れば、今回の半分程度ならなんとかこなせそうである。だから通常の同好会読み合わせ会の範囲程度を1週間めどで予習する。これくらいなら余裕ありそうで、それならできそうだ。その倍は、これから学習が進んだとしても無理っぽい。

でも、やり終えたことはとてもうれしい。明日から、たまり仕事をやってゆける。もとに戻ろう。とはいっても、また来月このようなことをやる羽目に陥る。どうしたものか。

今回も安政二年七月の前半では楽しかったのだ。その分量ぐらいが適当なのだろう。念頭におこう。

「村上家乗安政二年を読む」メイキングを作ってみた。出来が悪い。とてもYoutubeにアップできそうにない。ま、いっか。

さあ、11月になる。山作業、竹林作業、畑作業ふたたびできるようになるだろうか。飛び込み仕事ばかり増えて、ちっとも充実してこない。なんとかせんば。

羽毛布団に厚手の毛布を重ねて、夜が暖かい。なかなか布団から抜け出せない。明日は土曜日。ゆっくりしてもええでしょ。

今日は頻尿対策の薬を一錠も飲まなかった。これでいい。視力が大事だ。

2022年10月28日 (金)

10月27日 夕方、高山ののこぎり島並みに夕陽が沈みかけているのを見つけた。それ写真、動画のチャンスだ。車のトランクから三脚とP-900を取り出した。ここで白レンズを取り出せるようにならないとぉ。

眼の調子が悪い。先日の益田赤十字病院で処方してもらった頻尿解消の薬が怪しいかもしれない。91日分も処方してもらって、一包化までやったのに、もったいないけど、私の場合、視力最優先にしたい。トイレが近いのはなんとか工夫してやり過ごそう。薬を飲むのはやめてみようか。

今日も「村上家乗安政二年を読む」を頑張る。もう少し効率的に収録できないものか。私にも残り人生少ないかもしれないのに。

今日はお母さんといっしょにこころ歯科に行く。待合室にあった漫画外園昌也『エマージング』が恐い。

20221027_2100

最近写真家小島征彦のYoutubeをよく見ている。この人の雰囲気で私も写真に関するチャンネルを始めてみようかなと思った。いくらキヤノンが好きでも、思いつきで白レンズ買っちゃあだめだよという動画、いいねんではないかな。きっと知りたいと思っている人少なくないよ。

20221027_2101

夕方、高山ののこぎり島並みに夕陽が沈みかけているのを見つけた。それ写真、動画のチャンスだというので、車のトランクから三脚とP-900を取り出した。ここで白レンズを取り出せるようにならないとぉ。

20221027_1718

陽が沈んだ直後、のこぎり島並みまわりの海が急に赤くなった。おお、日没直後にお宝ありだ。神様は今日も味方してくださった。

2022年10月27日 (木)

10月26日 カメラのキタムラから電子メールが届いたので、さっそく受取りにいく。うれしい。キヤノンの白レンズ。初めてで、いままで欲しくて、私みたいなのが所持することが恥ずかしくて、ほしくて、ようやく買うことができた。年金生活っていいね。

お母さんはいいこしてデイサービスに出かけてった。迎え車の人が元気がよくて、愛想がよくてほんとにうれしい。あれなら気持ちよく通うことができる。

今日もほぼ一日中「村上家乗安政二年七月を読む」の収録と編集作業。なかなかスピードアップしない。なんとか七月十六日までアップできた。この分だとあと二日かかるかな。ああ、明日はお母さんを歯医者につれていく日だ。そのあと冬物でも買いに行きたいだろうからなあ。もう少し工夫して早く仕上げたい。

カメラのキタムラから電子メールが届いたので、さっそく受け取りにいく。うれしいね。キヤノンの白レンズ。初めてで、いままで欲しくてほしくて、ようやく買うことができた。年金生活っていいね。

家に帰って、EOS 60Dに装着してみて、その望遠ズーム重いこと重いこと。早くも後悔し始めた。こんなにかさばって重たいのであれば、持ち歩くこと少ないかな。不安。

20221027_0758

20221027_0800

2022年10月26日 (水)

10月25日 時雨模様のあいまに買い物にでてみると、スーパーで全国駅弁大会をやっていました。せっかくだからとおもい、富山の「ますのすし弁当」ひとつを買ってみました。夕飯にお母さんと食べました。これは美味。富山に行ったことのない母はうまい、うまいと喜んでくれました。

今日も11月の時雨みたいな天気。青空が明るく晴れたかと思って安心して野良着に着替えて草取りに出かけたら、急に空が暗くなり土砂降りの雨。濡れて風でも引いたらいけんと家に帰って、着替え終わると、雨が信じられないくらいに晴れ上がる。そんなことを3度くらい繰り返してしまい、息子に普段の行いが悪いからだとからかわれてしまう、お母さん。仕方ないね。天気のことだから。

今日も「村上家乗安政二年七月を読む」の収録。手際よくやっているつもりでも、1日3セットが限度かな。3日分を読み上げて、iPhoneで録画。パソコンにコピーして、パソコンのAdobe Premiere Proで編集。出来上がった動画をNASに転送する。iPad でNASから写真に取りこむ。iPadのYoutubeアプリを使ってアップロードする。iPadからアップすれば、その間にパソコンで次の日の編集ができる。アップロードと次の日分の編集が同時進行でできる。

それでも3日分収録、編集、アップ。また3日分収録、編集、アップを頑張っても3セット。それ以上は疲れる。1日に9日分アップできれば、1か月分を3日で終えることができる。準備期間を含めると1週間以上かかる。やれやれだ。でも面白いよ。いろいろ工夫出来て。

気晴らしに買い物にでてみると、遠田にある農協スーパーで全国駅弁大会をやっていた。せっかくだからとおもい、富山の「ますのすし弁当」ひとつを買ってみた。夕飯にお母さんと食べた。おいしいといって食べてくれた。

20221025_00ac

よかったね。たまにこういうささやかなぜいたくもいいものだ。もう少し早く同居すれば、お母さんをあちこち連れていくことができたのに、と言ったら、私はもうあちこちに十分行ったという。そりゃあそうだよ、お父さんと海外旅行あちこち行ってるもんね。私たちよりたくさん行っている。

2022年10月25日 (火)

10月24日 お母さんはかつての私の勉強部屋で、干し柿つるし直しの作業を1時間もやっただろうか。GoProを回し続けていたが、もう大義になったと言っている。根気が続かない。おいおい、まだ成果でていませんよ。

今日はときおり時雨のような、まるで11月みたいな天気だった。おでかけすることなく、ほぼ「村上家乗安政二年七月を読む」に時間をかけた。

午後、気が付くとお母さんが縁側で何やらぶつぶつ言っている。見にいってみると、新聞広告の文章を読み上げている。おいおい。ちょうど私が大きな声で村上家乗を読み上げている時だった。声を出してみたかったと言ってはる。私の真似してはる。

そのあとぐらいに、お母さんが、先日作った干し柿をおろしてくれという。紐に下がっているのをつけなおしたいという。外の天気では草取りに出かけることができないので、なにか手仕事をしたそうにしてはった。

私はGoProと三脚を取り出して撮影の準備をする。お母さんがいうには、今回干し柿に使ったハチマキという品種は、西条柿ではないという。ああ、そうなんだ。

20221024_1504

お母さんはかつての私の勉強部屋で、1時間も作業をしただろうか、行ってみるともう大義になったという。おいおい、まだ成果でていませんよ。

すぐにあきらめる、根気が続かない、イライラしてはる。やれんのう。90歳ってそんなのかなあ、怖いなあ。

村上家乗安政二年を読むは、七月朔日から七月五日までアップできた。おっ、順調にスタートできた。これなら七月分をほどほどの時間で仕上げることができそうだ。そうすれば「鎌手の地学散歩」に着手できるし、昨日注文したキヤノンの白レンズの使い初めにも行くことができるぞ、うしししし。

A2_07_01

2022年10月24日 (月)

10月23日 外出から帰ってみれば、お母さんは野良着に着替えて、家から離れたところで草取りしている。家で寝転んでいるの確認してから出かけたのに、いつまでもそうしているわけではない。

朝布団の中で朝ごはんのメニューを決める。決まればすぐに起きる勇気が出てくるが、今朝はちょっと困った。えぃ、今日は日曜日なので、デイサービス迎えの時刻を気にしなくてよい、たまには変わったもので、ホットケーキにしようと決めて、布団から脱出した。

料理を作り始めて、味噌汁の手配をした後でホットケーキミックスのないことに気がついた。たいてい粉がなくなれば、冷蔵庫の扉に貼り付けているホワイトボードに書いて、買い物漏れがないようにしているのに、しまった、補充ができてない。きゅうきょメニュー変更。これがちゃんとできることが、私の料理慣れが証明できる。

今日の午前中は「村上家乗安政二年七月を読む」の原稿づくり。村上彦右衛門の家族をイラストで紹介して七月を始めるという工夫があるので、今回は意欲高く準備している。

外は天気がいい。写真を撮りに行きたいが、これ村上家乗も大切なので、がんばる。

お母さんのためにもなるべく出かけなくてはと思っている。お母さんは私が車で外出すると安心して野外活動始める。うるさく止められることがないし、自分の好きができるのだろう。それだと困るのだけど、やれん。

今日も外出から帰ってみれば、お母さんは野良着に着替えて、家から離れたところで草取りしている。家で寝転んでいるの確認してから出かけたのに、いつまでもそうしているわけじゃあないんだ。

地元スーパーで生花を買ってきて、仏壇に飾ってくださいと渡す。でも、輪ゴム外して、包装ビニル外して、花の形をみて、ハサミいれて、仏壇に飾る。そんな一連のことがすぐにできないのだろうか。いぜんだったら、ちゃちゃっとやっていたのに。

2022年10月23日 (日)

10月22日 木部の兵吾坂を下っていると、路面になにやら落ちている。危ないのでみんなよけて通っている。ここはみなスピードあげて下る長い坂道である。なして誰も拾わないかね。

同人誌の原稿を推敲するために、pdfにしたものをプリントアウトするために家を出た。木部の兵吾坂を下っていると、路面になにやら落ちている。ここはみなスピードあげて下る長い坂道である。なして誰も拾わないかね。近くで工事しているのに、そこの人もなんとかしようと思わない。

工事現場入口に車を止めて、あるいてその箇所まで行ってみた。それはソテツの葉が2枚だった。車の途切れるのを待って、拾い上げ、ガードレールの外に捨てておいた。誰もしないんだねえ、こういうこと。まあ、しているのかもしれないけど。

津田のコンビニにもっていって紙の出力する。今回で3度め。一度に10枚少し印刷するので、百円ちょっとかかる。プリンターを買ったほうが安いかな、まさか。

コンビニの駐車場で山陰道鎌手保存会の寺戸さんに声をかけられた。姿を見たので追いかけてきたという。えっ、どこから? 30日の山陰道ウォークを行うので、ガイドをやってくれないかと言われた。そんな、急に言われても。いやいや、ガイド補助とのこと。ああ、いいですよと簡単に引き受ける。

津田八幡宮によって、原稿仕上がりの報告参拝。89円大人の参拝。ああうれしい。

家に帰って最後の推敲をして終わり。ちょっと時間をおいて編集者に電子メールで送ろう。やったね。今回はいいのが書けました。

次は「村上家乗安政二年七月を読む」に取り掛かる。たまり仕事がいっぱいたまっている。ばったばったとかたづけねば。

村上家乗を読むはさらに工夫していきたい。いいもの、いいものを作ってゆけば、楽しくなる。

それが終わったら「鎌手の地学散歩」に取り掛かろう。おりにふれて探石しているので、石をくるんだ紙が部屋の中のどんどんたまっている。未整理ものがまた増える。

イチョウの写真も気を抜いたらあかん。黄葉・落葉は待ってくれん。

2022年10月22日 (土)

10月21日 診察がようやく終わって、病院で食事。レストランの厨房のカウンターにチャーハンお願いしますと言って、食券を差し出した。客は私ひとりだった。もう昼食時間帯は終わったのであろう。

さる大きな病院へ3か月に一度通っている。前立腺肥大の症状があって、その検査が目的だ。診察予約表には予約時刻は11時30分となっている。この時間に行っても、診察は13時を回ってしまうことがある。先生や病院スタッフははいつ昼休みをとるのだろうかと心配になる。

今日もだいぶ回って、会計を済ませ、薬局にいって薬を出してもらったら、14時過ぎになっていた。あちゃあ、この病院に来るのに、付属のレストランのカツカレーがとてもおいしくて、楽しみにしているのだ。その楽しみがあるからこそ、長い待ち時間も辛抱できる。営業時間は15時30分までとあるので心配しながら、レストランのある2階に上がった。

入口近くに食券の券売機がある。見ると多くの料理が売り切れになっている。目的のカツカレーも×印が点灯している。いまさら他の店に行けないので、その時点で買えるもの、チャーハンのボタンを押した。

厨房のカウンターにチャーハンお願いしますと言って、食券を差し出した。客は私ひとりだった。もう昼食時間帯は終わったのであろう。厨房のひとがふたりおられたが片付けモードのような雰囲気であった。

いつものテーブルについて、スマホの画面を見ていたら、厨房からひとりやってこられて「チャーハンを注文のお客様、カツカレーが欲しかったのではないでしょうか?」と言われた。えっ、なして。そんなことわかるの? カツカレーおつくりしましょうと言ってくださった。

私は外食したとき、なるたけお店の人の印象に残るようなお礼をつとめて言うようにしているが、これが功を奏したのであろうか。3か月前来た時もカツカレーを注文して、これが楽しみで来ていることを告げたような気がする。

うれしかったね。帰る時、なんとお礼を言えば、お店の人に喜んでもらえるだろうか、それをずっと考えた。うれしさのあまり、名文句が浮かばない。おいおい。

「1月にまた来ます」とさえないセリフ。もっとかっこよくできないものか。67歳。あっ、その時は68歳になってしまう。もっと人生経験積んで、しゃれたセリフの一つも言えるようになりたい。

20221021_2200

[アドバイスはしない]

アドバイスというのはしないほうがいいのです。音痴な人に歌がうまくなる方法をアドバイスしちゃあだめ。気を悪くするだけ。本人が本当にアドバイスを欲しがっている時以外は、してはだめ。

よく行くラーメン屋さんに、もっとおいしくなってほしいと思っていても、その方法を言うちゃあだめ。ほんとにその店が好きであれば、好きな点をなるたけ具体的にほめるだけでいい。この店のラーメンのチャーシューはほんとにおいしいね、他の店と比べて味わいがあるのが好き。と言えばいい。言えば味がもっとよくなる。