11月10日 広島県戸河内町筒賀の大銀杏を見に行く。駐車場は六割がた埋まっていた。誰も撮ったことのないイチョウの黄葉写真を目指しますと宣言しても、なかなか難しいです。
自分の部屋を掃除機かけて掃除。リュックふたつ、紙袋大ひとつ、カメラバッグひとつを車に積んで出発。私は月に一度、一週間ほどの広島帰省。その間お母さんはひとりで生活してもらう。食事の準備くらいできると言い張る。寝起きは自分でされる。普段の生活なんとかなるでしょう。
これぐらいなら適度なストレスとしてやり過ごしてもらえると思っていたが、最近はちと違うかもしれないと感じるようになった。私が一週間いなくなるストレスはわずかであっても回復できないショックを形作るかもしれない。夜中の物音、雨の音、冷え切った部屋の空気、悪い影響与えてしまうのではなかろうか。
家を出てすぐに近所の方に出会って挨拶しておいた。広島まで六時間以上かかりますと言ったら、笑っておられた。そうです。寄り道たくさんしていくんです。写真撮りながら、行くんです。
なんと家から1キロも離れないうちに、浄円寺のイチョウが目に入り、正面の石段前に車を止め、三脚をセットして写真を撮り始めた。落葉する様子を複数枚撮り、それを明合成しちゃろうと思った。思うように風が吹かず、落葉が少ない。上から声がかかった。今年のイチョウは葉が汚いでしょうと。台風で葉が痛んでしまって汚くなってしまったと住職さんが言われた。そうだったのか、そう、私もなんとなく変だなあと思っていたのだ。
落葉を待っていたら時間をくってしまった。車をすすめて3キロぐらい進んだら、大草で三差路のイチョウが目に入った。これは撮らんば。車を空き地に止め、レンズを買ったばかりの白レンズEF100-400mmに交換して、イチョウのまわりを巡った。歩を進めると大草八幡宮にたどりついた。賽銭投入口があった。
広島に帰省するどころか、益田を離れるのに時間とりすぎ。美都温泉はなんとか我慢して通り過ぎで、匹見峡道の駅で道川小学校近くのイチョウを撮りに行った。ここのは電線が周りにあって残念な写真になる。ふと南の方向を見ると、盛んに落葉しているイチョウがあった。
車を移動させて、そのイチョウそばまで行き、車から重たい三脚を取り出して歩道にセットした。盛んに落葉するが景色がいまひとつ。でも今日この後いいイチョウが撮れる保証はないので、しっかり撮っておく。
県境越えて、八幡高原。苅尾茶屋で昼食をと思ったが、どうも車が多い。平日の木曜日、なして?と思ったが、理由を考察してもしようがない。空腹だったので、いつも立ち寄る八幡湿原はパス。
戸河内道の駅でいつものようにとんかつ定食.1200円。今日は1匹のハエがずっとテーブルまわりをうろうろ。私の食べている御飯やとんかつ、サラダに盛んに興味をしめし、追っ払っても何度もとまる。よほどおいしい定食だったにちがいない。
今日のメイン、筒賀の大銀杏に行く。駐車場は六割がた埋まっていた。来ているうちの八割がたは写真を撮っている。誰も撮ったことのないイチョウの黄葉といっても、これだけおれば、なかなか難しいです。
この時点で15時をおおきく回っていた。雲が出始めていて、なんだか暗くなってきた。高速で帰ることにする。広島インターで降りて、牛田着。
すぐに散髪にいく。4200円。auPayで支払う。支払いが便利になったものだ。散髪の帰り道、お母さんに電話。「早よう帰ってきてのう」と言っていた。いままでだったら、気丈さを装って、そんなことあまり言わなかったのに。
益田サイトの更新分をUSBメモリに入れて、広島に持ち帰り。それで広島のパソコンにコピーしようとしたら、エラー出まくり。1週間前、益田でUSBメモリの誤消去回復ソフトを購入したら、こんなエラーが出始めた。とてもとても嫌な気分になった。この度のエラーはほんまもんのエラーなんかいねえ。怪しい。不信感。